使い手へと伝わる金属の温もり
ロートアイアンと呼ばれる技法を使った鉄の装飾を中心にステンレスや真鍮など、さまざまな素材を使った作品を手掛けている西区伊川谷の「金工舎climb」代表の桑村大資さん。その作品からは鉄の持つ硬く冷たいイメージとは対照的に、作り手の温もりが感じられる。
「金属にはさまざまな表情がある」と桑村さん。「まだ見たことのない金属の表情を提案していきたい」と常に新しいことに挑戦している。
●プロフィール
1974年神戸市生まれ、同市在住。京都精華大学を卒業後、2003年、神戸市西区に「金工舎climb」を立ち上げ、鍛冶職人として独立。現在は2人のスタッフとともに店舗や住宅などの鉄装飾やレリーフ、モニュメントなどを手掛けている