板に釘を打ち、釘の数を数えながら規則的に糸をかけていくと美しい幾何学模様が浮かび上がる「糸かけアート」。今回のものづくり教室はアートであり、頭の体操にもなるという糸かけアートをお楽しみください。指導していただくのは「糸
かけ工房古尭庵」を主宰する糸かけ師の松本眞理子先生です。もともとパステルで描く曼荼羅に興味を持っていたと話す松本先生。今から約10年前に素数をもとに糸をかけていくと幾何学模様が浮かび上がる糸かけ曼荼羅に出合い、数学や算数に基づいた、その無限大の可能性に魅せられたと話します。その後、新たな糸かけ資格、介護福祉教育糸かけ支援士の資格も取得し、糸かけアートの普及活動をされています。今回は事前に釘が打たれた材料を使い、壁掛けタイプの一輪挿しを制作します。糸かけにはさまざまなかけ方がありますが、今回体験していただくのは初心者向けの「循環かけ」です。循環かけはスタートの釘から決まった間隔で糸をかけ、すべての釘をまわるとスタートの位置に戻るというシンプルなかけ方です。糸のかけ方によって無限のデザインが生み出せる糸かけアートをこの機会にぜひお楽しみください。