手のひらにのる球体に色とりどりの糸で幾何学模様がかがられた「てまり」。日本古来のてまりは飛鳥時代に中国から伝来した「蹴鞠」が起源であると言われています。見た目にも可愛らしくほっと癒される丸い形やその模様には、どこか懐かしい温もりが感じられます。てまりには、さまざまなかがり方の技法がありますが、今回は初心者でも比較的気軽に楽しめる「巻きかがり」を体験していただきます。指導していただくのは、てまり作家として神戸を拠点に活躍している布仁美先生です。ニットデザイナーとして培った経験を活かし22年に渡って、てまり作家として活動を続けている布先生。今年4月9日(土)からは主宰する『ウフフてまり教室』の作品展「Mari-gold TEN11」が開催されます。「コロナ禍で家にいることが多いと思いますが、家の中でも手軽にできるてまりづくりを一緒に楽しみましょう」と布先生。今回の教室では、土台に模様をかがるための案内線を入れる「地割り」の出来た「まり芯」が用意されていますので、糸をかがる段階からてまり作りをお楽しみいただけます。針を使うのは最初と最後だけなので、針仕事が苦手な方も安心してご参加ください。約80種類の糸が用意されていますので、当日に好きな色の糸をお選びいただけます。同じ模様でも、色合わせによって大きく印象が変わりますので作り手の個性あふれるてまりづくりをお楽しみください。