金や銀、銅や真鍮などの金属にタガネと呼ばれる道具を使って模様を彫る彫金。今回のものづくり教室では、真鍮の板にタガネで線「―」と点「・」の模様を打ち描き、「ブローチ」または「ペンダントトップ」に仕上げていただきます。

　指導していただくのは、灘区でオリジナルブランド『SUD jeux de metal』を主宰するジュエリーデザイナーで彫金作家の大橋みさき先生です。アクセサリー好きが高じて、ジュエリー作家の道を志した大橋先生。学校に通いながら、ジュエリーデザイナーのアシスタントを経て独立。2022年から自宅アトリエにて月に一度、ワークショップも開催しています。
　線と点で打ち描き、思い思いの世界観を作品に表現するワークショップ。「胸の中にある小さな粒々を思い描いてお越しください」と大橋先生。まずは真鍮の薄い板を金切りハサミで切り、タガネと金槌で模様を打っていただきます。表から打ったり、裏から打ったりすることで表裏両方の模様の出方を楽しめるのもこのワークショップのおもしろさのひとつです。事前に図案のラフ画を用意していただくと作品の出来上がりを想像しやすくなります。細かい作業ではありますが、決して難しくはありませんので気軽にご参加ください。