僕はアフリカの動物達も好きだし、いろんな香りが雑多に混じり合うアジアの市場も好き。
さらに海も好き。要は自然が好きみたいだね。
ハワイやグアム、サイパンへは何回行ったか分からない。
そんな時、地球儀を回していたら南太平洋にタヒチという地名を見つけた。
結構遠そうだけれど、その近くのボラボラ島に興味が湧いたので、行ってみることにした。
オーストラリアと南米の中間くらいの南回帰線近くに散在する島々がフランス領ポリネシア。
5つの諸島で構成され、118の島のうち約半数に人が住んでいるとのこと。
日本から首都パペーテのあるタヒチ島までは約9500km、直行便で11時間半。本当に遠いぞ。
地図の円で示しているのはフランス領ポリネシアの中のタヒチ島があるソシエテ諸島のこと。
タヒチ島がこんなに大きい訳ないので間違えないようにね。
国際線はタヒチ島のファアア国際空港に着く。
タヒチと聞いて直ぐに思い浮かべるのがゴーギャンだよね。
山のグリーン、夕陽の赤、草花の黄色やピンクなどゴーギャンが愛した色彩を思い浮かべていると、いつの間にか眼下には島々のコーラルの白、ラグーンのブルーが広がっている。
何だかワクワクしてきた。
今回の目的地であるボラボラ島はタヒチ島の北西約260kmに位置するので、ファアア国際空港で国内線に乗り換えて約50分のフライト。
ボラボラ空港から島の中心バイタペまではシャトルボートで移動。
ブルーグリーンのラグーンには、マンタ(オニイトマキエイ)やサメ、メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)などなど…。
ボラボラ島と聞いてテレビドラマの「チコと鮫」と連想できた方はそれなりの年齢かな。
19世紀に一時「ボラボラ王国」があったらしいけれど、1888年からはここはフランス領。
ボラボラ島は周囲約30kmの小さな島。
大きさは鹿児島県にある口永良部(くちのえらぶ)島くらい。
バイタペの街中はもちろん、街から離れてもヨーロッパの香りのするオシャレな建物が多い気がする。
これがフレンチということなのかなぁ。
ちなみにバックに見える山は島で一番高い727mのオテマヌ山。
島のホテルはほとんどがこのような水上コテージになっている。
僕が泊まったのもここ。
ずっと波の音を聴きながら海そのものの上にいるのは、最高の非日常だね。
海大好き人間にとっては、もうたまりません!
ボラボラ島周辺は4~11月が乾季に当たり、気温は21~27℃ととても爽やか。
反対に12~3月は雨季で気温は27~30℃とかなり暑いけれど多くの花の開花時期と重なって色鮮やかな花が見られるそう。
僕が行ったのは4月で乾季の始まりだったけれど十分花は綺麗だったよ。
ホテルの敷地にはこんなカタツムリもいた。
長さは5㎝くらいあって結構大きいよね。
でも日本のカタツムリとは貝殻の形は随分と違う。
もちろん名前も知らない。
観光地じゃない普通の街並みも見て回ったよ。
これは道路沿いにある一般のお家だけれど、入口左に郵便受けのような屋根付きの小さな箱があるね。何かしら?
実はパンの宅配ボックス。
この少し前にパンを沢山運んでいる人を見かけて、何をするのかと見ていたら、各家々の宅配ボックスにパンを入れていたって訳。
毎日フランスパンは欠かせないってことだね。
日本の新聞配達の感じだけれど、ここポリネシアでは新聞は宅配されず、普通は売店で買うとのこと。
公衆電話ボックスだけれど、モアイ像みたいなのが受話器を持っているイラストがかわいい。
リゾートに来て、いろんなアクティビティに参加するのも思い出づくりになるけれど、ただのんびりする時間も大切にしたいのが僕流。
何の変哲もないのんびりと自転車を漕ぐおじさんの後ろ姿。
都会で見ると面白くも何ともないけれど、島時間の中で見ると何だか癒されるなぁ…。
いや島時間だからこそかな。
ザッと雨が降ったあとに綺麗な虹が出た。もっとここに居たいなぁ。
そうだ、虹にお願いすればいいのか!
「ずっとボラボラの海を見て居られますように」と、虹が消えるまでに3回お願いするんだったよね?
あれ、流れ星の間違いだっけ?
なんちゃって。
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