ベトナム最大の商業都市ホーチミン。
年配の方にはベトナム戦争で何度も耳にした「サイゴン」の方が分かりやすいかもね。1975年に戦争は終わって南北ベトナムが統一されて以来、ベトナムの発展は目を見張るものがある。それを支えたのがホーチミン市民で、現在も拡大を続けるベトナム経済のパワーと言えるだろう。
今回のベトナムは、少し前のものだがホーチミン市郊外の元気な人々の紹介だ。僕らが忘れかけていた一生懸命な逞しさが、ここにあるようだ。
東南アジアの国々は大都市を中心として、ここ半世紀で飛躍的に発展した。高層ビルが林立し、高速道路や高速鉄道が整備され、どの都市も先進国のそれと見まがうばかり。
でも、そこから少し郊外に出ると、時代が急にタイムスリップしたかのような風景があり、さらに車を走らせると緑豊かな農地が広がる。東南アジアの多くの都市はこのような印象で、市から町、そして村がグラデーションのように見られるのが興味深い。
お祭りの飾りつけを売るおじさん。昔、お祭りの夜店でこんなの見たっけ。
ポスターや絵葉書を売るおねえさん。
しっかり日焼けしているみたい。
化粧品屋さんのおねえさん。カメラを向けると、はにかみながらニッコリとほほ笑んでくれた。
こちらは酒屋さん。右の店番の少年は左のおじいさんの孫でしょうか。
東南アジア全般に缶や箱の商品はきっちり積む傾向にあるみたいだけど、商品が取りにくくないのかと心配になる。
一人で頑張っている人も沢山いる。
アイスクリームを売るお兄さん。
でも、車道の真ん中はあぶないよ。
まんじゅうのようなものを売る少女。
彼女の稼ぎが一家を支えているのだろうか。
スイスでもフランスでも「泥棒市」は見たけれど、こんなにキレイには並べていなかった。東洋人の方がきっちりしているということかな?
しばらく見ていたが、もちろんひとつも売れない。
ぬいぐるみを売るおばさん。
露天にしては珍しく値段の表示をしているのが好感が持てる。
文具やおもちゃを売るおばさん。
学校の終わる時間を狙って、校門前の一等地で開店。
他にもいくつか「現地ならでは」のご紹介。
シクロと呼ばれる三輪自転車タクシーで休憩中の運転手のお兄さん。
運転台は後ろの一輪の方だが、これは客用シートで熟睡しているみたい。
足の角度が芸術的。
男子トイレの表示
こちらが女性用。
デザインがベトナム風と言われればそんな気もするから不思議。
屋外の広告看板。
「味の素」かと思ったら「味の元(もと)」だった。イラストの女性はしっかりベトナムという感じかな。
「舞子駅―学が丘」どこかで見たようなバス。
中古車は日本語の表示がある方が高く買ってもらえるので、あえて文字はそのままにしておくのだそう。他にも、日本の幼稚園の送迎バスとか運送会社のトラックなどをよく見かけた。なんだか嬉しくなっちゃう。
ただし、現在では中古車の輸入は行われていない。
少し前だけど、ちょっと田舎のホーチミン市郊外を見て回った。何だかアジアはどこへ行っても不思議と落ち着くのはなんでだろう?あ~、市内の小さなお店で食べたフォーの味を思い出したら、今すぐに食べに行きたくなってしまった。
なんちゃって
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